" I " 言葉 noblesse oblige

逆さまの蝶は光に向かう。そして世界を

例の読書会に行ってみたった

書くこと溜まってるけど、これも忘れないうちに。

 

例の、

 

噂の、

 

猫町倶楽部に行ってみた。

 

 

まぁ一回行ってみようとは思っていて、

 

機会をうかがってたんだけれども。

 

 

 

 

2013年1月27日@東京 

罪と罰

 

の会で初参戦。

 

 

参加者募集のキャッチフレーズが、

 

「ここで読まないともう一生読めないかもね」

みたいな感じだったためか、釣られた。

 

 

 

年末申し込んで、

正月早々、全巻まとめ買い。

 

ちょうど実家に帰ってたから、

どこにあるのかと父上に尋ねたら

段ボールの中だっていうし探すのもあれだったんで。

 

 

何も考えずに、光文社のにした。

 

 

 

それでまぁ読み始めたわけだが、

 

まぁ進まない進まない。

 

1巻のしんどかったこと。

 

 

元々全くと言っていいほどフィクションを読まないし、

とにかくセリフがしんどい。

 

 

あまりに進まないので、

 

脳内でアニメ化して読んだ。

 

アニメの巌窟王みたいなイメージで、

 

ラスコーリニコフ宮野真守(俺設定)とかな。

 

 

後半は割とサラッと読めたけど、

 

一周読み終わるのが精一杯で、

考察とかほぼ皆無で乗り込んだ当日。

 

 

参加条件は、

課題図書の読了」。

 

 

あと何やらドレスコードがあって、

 

今回は「白と黒」を自由な発想で、

ってことだったんで、

 

グレーのワンピと黒のジャケット着用。

先日手に入れた懐中時計を装備して雰囲気を醸してみた。

 

 

 

場所は代官山とかいうオサレタウン。

 

 

 

こんな重い内容であるにもかかわらず参加者120名ほどだったそうな。

男女半々くらい?

年齢層は20~40代が多いんかね。割とみんな年齢不詳。

 

 

 

☆グループ

・10名くらいずつのグループに分かれて、課題図書に関してしゃべる。

・グループ分けは、参加回数などを考慮して運営側があらかじめ決めてある。

・各グループにはファシリテーターという進行役が1人配置されている。

何回も参加している人もいれば、俺みたいに初参加の人もいた。

 

 

☆進行

本の内容や、ファシリテーター、メンバーによって全然違うらしい。

*ルール:他人の意見を否定しない。白黒つける場所じゃないんで。

簡単に自己紹介。参加のきっかけとか。

俺はまぁ、イベント作戦で読みたかったから。

 

で、

2時間くらい感想とか考察とか話す。

 

複数回参加している人によると、

今回自分が参加したグループは、課題図書から話題がそれることもなく、

色んな意見が出る割にみんな結構素直に「あぁそういう読み方もあるのね」って感じの空気ですごくまとまりが良かったらしい。

 

 

☆ベストドレッサー

ドレスコードを踏まえて、

それぞれのグループでベストドレッサーを選ぶ遊び。

選出されたポイントが貯まると何か貰えるらしい。

 

見ての通り目立ちたがりなんで、

今度はもうちょっと気合入れていくわ。

 

 

 

そして、

 

今回なんと、

 

罪と罰』を翻訳された亀山郁夫先生ご本人がゲストとして参加されていた。

 

読書会の時間はいくつかのグループを回ってくださり、

アフターパーティーの時間には、

なんとレジュメありの解説レクチャーや、

翻訳にまつわる秘話などを語っていただけるというサービスっぷり。

 

 

で、

大事なところだけまとめると

「黙過」が最も重い罪だよね、って話だった。

 

そこんとこは、もうちょっと落とし込まないとkwsk書けないわ。

 

 

 

 

 

 

☆参加した感想

 

大人のための良い遊び場やね。

思ってたより面白かった。

 

本当にものすごい当たり前なんだけど、

色んな読み方があるんだなって実感した。

 

例えば、

俺はこの本、思想書として読んだんだけど、

結構何人もの人が推理小説だ、って言ってて、そうなんかーと。

 

 

あとはまぁ、

だからみんな参加してるんだろうけど、

読んだ本について話せる場があるって良いなぁと思った。

 

 

言うわけで、

次、あるな。

またイベント作戦に使わせていただく。

 

 

 

 

 

☆『罪と罰』の感想

 

感想書けるほど読んでないけどな。

 

今まで読んだ方が良いよな、読みたいけどな、と思って放置していた本のひとつ。

今回無事、手を付けることが出来たわけだが。

 

 

「ぁー・・・勉強しよう・・・」

 

一周読んで最初に浮かんだ感想。

 

 

時代背景、当時の社会情勢、あとキリスト教

などの知識がないと読んだことにならないことを痛感。

 

特に、

キリスト教分かってたら感動出来るんだろうなー、って。

 

 

性的なことにフォーカスを当てると、

ラスコーリニコフはシスコン。 

・ラズミーヒンはラスコーリニコフ好き過ぎて(プラトニックな)バイ疑惑。

・そして、スヴィドリガイロフの夢に幼女が出てきたことで、俺の中で「ドストエフスキー、性的に倒錯してるわ」説強まる。

 

この辺は読書会のおかげで、輪郭が出てきたわ。

 

と、全体を通して女性の描き方が希薄?

グループの中でも女性より男性の方が共感しやすいって話が出た。

 

ちなみに、

俺的にルージンが一番イミフ。何なのあの人・・・

グループの年長者の方が、時代背景とか男女比が釣り合ってなかった話とかしてくれてちょっとは分かったかなぁ・・・

 

 

 

 

それ以外に、

カテリーナ、子供に結核感染するがな・・・

ってもうこれがずっと気になってwww・・・隔離せんでええんかいと。

 

 

 

「この話、面白いわ」って思ったの読書会終わってからな気がする。

 

 

まぁ結論を言うと1回や2回で読める本じゃないってことさ。知ってたけど。

 

 

しばらく漬けてから読み直すかな。

 

 

 

 

 

 

やっぱ宗教勉強せんとアカンやん、

 

って

強く強く思えたことが一番の収穫。

 

あとは、

かれこれ3回くらい挫折してる佐藤優(ロシア、亀山さんつながりで話題に上がってギクッとした)をどこかで克服したいなー、ってね。