" I " 言葉 noblesse oblige

逆さまの蝶は光に向かう。そして世界を

人間力(笑)の前に想像力だと思う

 

自分の想像力が及ばないもの、理解しがたいものに、

 

考えを巡らせることさえせず、

 

自分に都合の良いように解釈し、

 

分類して、貶めたがるひとがたくさんいるな

 

 

、と。

 

 

どうせこうなんでしょ?

ってのはただの妄想です。

 

 

人間ってそういう生き物なの?

 

 

 

勝手に妄想してレッテルを貼ると、楽なんだよね。

 

考えなくて済むから。

 

考え続けるって確かにしんどい。

 

 

 

でも人間ってそんな単純じゃないし、

 

そんな人間によって構成されてる社会ってそんな単純じゃない。

 

 

 

考えることをやめたらそれは人間ではないと思うの。

 

 

 

 

 

 

最近の俺。

 

たまに釣りはするけど、

そう簡単に釣られるほど短絡的ではなくなったつもり。

 

あと、

釣り堀を選ばないと、

何の利益もなく、ただただ面倒臭いだけということに気付いた。

 

 

 

 

 

けど、

 

何言ってんのコイツ

って人間に遭遇したら、

 

 

反面教師になってくれて

 

ドーモアリガトー

 

って思うようにしてます。

 

 

 

昔の俺なら考えずに噛み付いてたけどなー。

 

 

 

出来るだけ俯瞰風景を視る練習中。

 

 

何故腹立たしいのか。

 

直観は大事だけど、感情に流されないで根拠を明確にしないと、

自分も堕ちてしまう。

 

 

 

 

 

先日観た、

 

『作者を探す六人の登場人物』をちょっと思い出しながら。

 

 

皆人n面相なんですよ。

旅と子供に関する小話

 

9月中旬に遅めの夏休みを取ることができたので、

 

 

思い余ってMelbourneに行ってきました。

 

 

 

 

 

あ、

 

もちろんぼっちですけど?

 

 

 

 

まぁ書くことはたくさんあるんですが、

とりあえずタイトル通りに。

 

 

 

まず、

行きの飛行機の話。

 

赤ちゃん連れのママが居たんです。

 

つい斜め前の席に。

 

普段そうそう飛行機なんて乗らないってのもあるけど、

俺的には飛行機で赤ちゃん見たの初めてでした。

 

 

 

みんな知ってっか?

 

飛行機って、

 

普段は折りたたまれてる備え付けの赤ちゃん用ベッドがあるんだぜ!?

 

 

まずそこ衝撃。

 

ママの席の目の前の壁がベッドに早変わりする様子に俺興味津々。

 

 

 

そしたら俺の隣の席のおばちゃんが、

 

 

「静かに寝れると良いですけどね・・・」

 

とか話しかけてきやがって反応に困った。

 

ちなみに、夜出て朝着く便でした。

 

別に一日飛行機の席が隣な分には何の害もないし普通の人だと思うんだけどさ、

そういうこと言うんだーってドン引きですわ。

 

 

それを聞いて一気に心配になった。

「きっとこういう人が他にもいる。もし泣いたら俺はママを助けられるか」

って。

 

いやまぁ飛行機だし某JALさんだしCAさんもすごく丁寧に対応してたし、

別に俺の出る幕はないしむしろ何かあっても出るなよwって話なんだけれども、

 

 

まぁ、

 

そう、思ったんです。

 

 

 

結局その子は、

少しぐずってたけど、

一回も泣かなかった。

 

ホッとした。

 

 

降りるときに思わず赤ちゃんに話しかけちゃったわ。

「一回も泣かなかったね。偉かったね」って。

ママが「ワーワー言っちゃってすみません」って言うから、

「そんなことないです!!」って。

そしたらさ、

赤ちゃんがこっち見て笑ってくれたの。

もうさ、なんかさ、琴線に触れて泣きそうだったよ。

 

すごいしっかりした美人のママでした。

 

 

新幹線や飛行機に乳幼児を乗せる是非がどうたらって話があるのはわかるけどさ、

んなこと言ってる社会じゃ、まぁ子供は増えないよね。

 

 

 

はい。

 

 

で、

こっからはメルボルンの話。

 

 

半分勉強で行ったんだけども、

観光もしましたので。

 

 

 

National Gallery of Victoria

でのこと。

 

めっっっちゃ広いんですよ。

古代はエジプトから正直よく分かんない現代アートから、

世界各国の美術品がとにかく見切れないくらいありましてね。

 

まともに全部見てたら半日かかると思うわ。

 

 

 

 

それでまぁ、

Japanese Art のエリアもあるんですね。

 

掛け軸とかHiroshigeの浮世絵とかが飾ってあるんですが、

 

 

そんな中、こんなのがあったんです。

 

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茶の湯の再現を展示してあって、

「茶の湯とは何か」みたいな説明が書いてある。

 

俺の撮り方が超絶下手糞なせいで見難くて申し訳ないが、

左下、“For Kids”ってプレートがあるの、分かります?

 

ようは、

子供用に、平易な説明で書いてあるんですよ。わざわざ。

 

俺なんか英語出来ないから、

もう全部For Kidsで良いよwww分かり易っwwwww

って感じだったんだけどさ。

 

 

 

美術館は普段からちょいちょい行くけど、

俺の経験上はこういうの日本で見たことないと思うんだよね。

 

そりゃ、

夏休みの自由研究とかに使えそうな展示だったらあるかもしれないけど、

そうじゃないからね。

 

しかもこれJapaneseエリアにしかなかったと思う。たぶん。

このエリアには他にもいくつか“For Kids”プレートがあった。

 

 

日本は美術館って大人(笑)の場所だからね(笑)

 

 

っていう第二の衝撃でしたまる

 

 

 

 

 

 

 

はい次。

 

 

次はまぁ割と普通だと思うんだけど。

 

 

メルボルンの水族館の話。

 

 

子供向けなんですよ。完全に。

 

 

 

 

スイーツ(笑)のおデートスポットじゃねんじゃwww

 

 

 

まず水槽が割と低い位置にある箇所が多かった。

 

そして、

少し高い位置にある大きい水槽なんかは、

子供しか通れないようなトンネルとか、

こう、

下から水槽を覗きこめるような場所がいくつもあったのね。

 

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あとは、

サメがいっぱいいるメインの大水槽の前は階段状になってて、

ゆっくり座って見るスペースがあったりして、

そういう所もちゃんとスロープで降りられる。

バギーでも安心。

 

通路の壁とかに書いてある絵はカートゥーンな感じだった(伝われ!!)

 

もちろん、

「磯の生き物を触ってみよう!!」コーナーもあった。

 

 

超デカいワニがいて、

幼女が

“Dad!! Crocodile!! Crocodile!!”

ってずっと言ってて可愛かった。

 

 

そんなところ。

 

 

 

 

でね、

あー旅の記録も書かなきゃなー

と思いつつ怠けてたんだけれども、

 

 

つい昨日、

古市さんと國分先生の対談本

『社会の抜け道』

を読み終わってな。

 

 

保育に関する章とかもありまして。

 

國分先生が、

 

フランスだと美術館に子供連れて行っても、

オムツはここで替えるのよとかすごい親切だったり、

まだ小さいうちに芸術に触れさせるのは素晴らしいわ

とかって言われて日本と全然違うなぁ・・・

 

みたいに書いてて、

(今パラパラめくってるんだけど付箋しなかったから何ページか分からないw)

 

 

 

何となくlinkするところがあったので、

忘れないうちに書き留めようと思ったのでまでであるよ。

 

 

 

 

言うわけで、

『来たるべき民主主義』と『社会の抜け道』の

忘れないうちに読書感想文も書かないとねー。

皆人n面相

 

 

えっと、

 

 

またしても芝居の感想です。

 

 

 

 

 

 

『作者を探す六人の登場人物』

@新宿サニーサイドシアター

2013年10月1日(火)~6日(日)

 

 

この、

『作者を探す六人の登場人物』

というのはかなり有名な戯曲のようです。

 

 

 

作中の「登場人物」が現れて、

自分たちは自分たちに纏わる話を演じたいんだけど、

俳優にやらせると自分たちの背景、世界観をそっくりそのままにはならないから、

つまり全部自分たちにやらせてよ、って大騒ぎして、

現実と虚構の境目がどんどん分からなくなっていく

お話。

 

 

 

 

どれだけ深く読み込んで台本通りに演じてみたところで、

登場人物そのものにはならないし、

 

 

そもそも台本通り、

と言ったところで俳優と演出家で解釈が同じにならないし、

 

 

「正しい」ものを演じたとして、

観る人によっても解釈が違うのだから、

 

 

果たして「違う」ことは分かっても「正しい」とはなんなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、

 

 

この世の事象は全てそうなんだけれども。

 

 

 

 

 

 

「作者を探す六人の登場人物」たちには、

それぞれの物語があるわけです。

 

 

 

Aから見たB

Bが思うB

は違うし、

 

Aから見たBとCの関係性

Bが思う自分とCの関係性

は違うわけですが、

 

 

どれも本当なんですね。

 

 

 

ある登場人物は、

時間的物理的倫理的に舞台では上演出来ないような、

「行間」をやらなければ、

自分の本当の物語ではないし、

物語の真意は伝わらないと主張する。

 

 

またある登場人物は

自分は多面的な人間であるにもかかわらず、

そのほんの一部だけしか見ていない人物に自分を評価されるのは不当だと主張する。

 

 

 

 

けれど、

 

 

それら全てを

 

他人に伝えることも、

 

自分自身で理解することも不可能なわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、

これはそのまま現実にも当てはまるわけで。

 

 

 

 

 

「こいつ俺のこと分かってねーな」

 

 

 

って、

 

 

分かるわけねーよ、

 

 

 

と。

 

 

 

 

 

 

ただ、

 

俺は、

なるべく、

人間は多面的だということを忘れないように心掛けている

 

 

 

 

つもりでいるけれども、

 

そのことを強烈に再意識化させられた時間でした。

 

 

 

 

 

仕事終わったことにしてダッシュして観に行きました。

面白かったです。

舞台関係者の方はまた全然視点が違うんだろうなぁって

周りの反応伺いながら感じ取るなど。

 

 

観ながらイライラしてきてさw

もうその時点で引き込まれてんなぁ、って。

 

 

 

 

 

 

そして、

一夜明け、ここにきてまたもや脳内に浮上する、

「共生」「包摂」というキーワード。

 

 

 

 

 

 

 

人間は、

皆、

n面相。

 

 

生きることは選択すること

 

 

 であるなぁ、いとをかし。

 

 

 

久々にお芝居観に行ってきた。


 

 

 

 


Piece Box公演#2
  DiEve
死に方ぐらい決めさせろ
2013年9月5日~9月8日

@中板橋 新生館スタジオ


 

 

 

 

 

 

3.11を「ダシ」に、

『日常』と『非日常』の間で『調和』を探して翻弄される人間の姿を視せるおはなし。

 

 

 

 

決して「哀しい」話ではない(と思う)。
反原発」でもない。

 

 

淡々と人間を描いていた。

 

 

 

 

 

舞台と客席の間に鏡があるように思った。

 

 


溢れてきた涙は自分を視せられた嫌悪の感情だろうねたぶん。

 

 

 

 

 



俺はトウシロなんで舞台のことはよく分からないけど、

 

そういう嫌悪の感情が出てくるってことは観て良かったということじゃないかね。

 

 

こういうの、もっといろんな人が観ると良いのにって思うけど、

どうしても「関係者」が多くなってしまうよねぇ。
俺だって関係者の友達だしな・・・

 

 

 

 

 

 

言葉で言えたり、書いたりできるなら映画なんて撮らない


的なのを、黒澤明botで見た気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでまぁクソ久々に更新しといて何が言いたいかと言うと、

 

 

早いとこアレントベンサム読まなきゃって思いましたまる

「たべるはいきる」 じゃあ、たべられない人は・・・

 

ぐるぐるエネルゴロジーVol.5

“たべもののポリティクス”

2013年3月17日(日)14:00~

@生活工房セミナールーム

講師:國分功一郎

 

 





どうも。

 




自称國分先生のおっかけです。



告知が出て即行申し込んだので、めっちゃ楽しみにしておりました。

オーディエンスは会場パンパンに80名くらいですかね。

会場の場所柄のせいか、いつもはあまりお見かけしないような雰囲気の奥様方の姿が多かったように思いますねぇー

 

 

などと常連顔で最前列に陣取っていたのが俺です。


 

さて、

年末に服飾の話があったと思ったら今度は食。

これは期待。

 

 

~俺目線まとめ~

<0☆イントロ>

ボードリヤールの浪費と消費の話。

 

浪費は満足して止まるけど、消費は果てが無い

 

という『暇倫』でも出てきたとても重要な問題ですね。

 

ボードリヤールのこの話は今まであまり注目されてこなかったとのことですが、

俺は、(『暇倫』の後に読んだせいかもしれないけど、)目かっぽじって読みましたわ。

 

 

 

<1☆哲学における食>

西洋哲学では、触覚や味覚など接触するものを貶める傾向があるため、

あまり食を扱ってこなかったのだけれども、

そんな中、食に関して論じた

シャルル・フーリエフーリエを論じたロラン・バルトについてお話しされました。

 

どちらも名前しか知らなかったけど、読む物リストに入れときます。

 

 

<2☆ファスト・フード/スロー・フード>

 

まず、

ファスト・フード/スロー・フードという言葉はおかしい!!

ファスト・フードを早く食べられるのは、情報量が少ないからだ!!

よって、

info-poor-foodとinfo-rich-foodってのはどうでしょう?と。

 

スピノザが『知性改善論』で展開した定義論の、

「定義は原因を含まなければならない」というところを引いて、

「情報量が少ない(原因)から早く食べられる(結果)」のであるから、

原因である情報を定義に含むべきでは、という話でした。

 

いやもう全くその通りだと思います。

 

俺、ファストフードとか、ファミレスとかって嫌いなんですよね。

何か、身体に悪いだけじゃなくて、

頭悪くなりそうな食べ物だなと思ってたんですが、

そうそれ、情報量が少ないんですね、と納得。

 

 

<3☆結論に変えて>

『暇倫』から、浪費は革命的である!!

 

今日の一言、

Notre tort n'est pas, comme on l'a cru, de trop désirer, mai de trop peu désirer...

(我々が間違っているのは、そう信じられたように、あまりに欲望することではなく、あまりにわずかしか欲望しないことだ・・・)

 

文法的にも暗記すると良いかも知れませんねぇ。フラ語頑張ろー。

 

 

<4☆今後の課題とその他の論点>

端折りますが、

 

うつと食事の関係を扱ったN○Kの番組の話や、

うつ病セロトニン不足」、「統合失調症=ドパミン過剰」
なんて、精神疾患を要素還元主義では説明できない、

と言うことが書いてあるらしい

功刀浩『精神疾患の脳科学講義』

という本を紹介されました。これも読む物リストに・・・

 

そう言えば最近どこかで、

うまみ成分を足した食事をすると認知機能の低下を抑制する

って言う話を聴きました。

 

 

また、

貧しい人ほど、カロリーが高いジャンクフードを食べるので、肥満であるのに栄養失調だという話は、普段から実感しているなぁと思いながら聞いていました。

 

高齢者になると少し話が違ってくるかもしれないけれど、

生活にゆとりのある人の方が、
痩せ型であまり生活習慣病の薬も飲んでいないと個人的には感じています。
ちゃんと統計とか見たわけではないのであしからず。

 

 

あと、

レヴィ・ストロースと揚げ物の話は笑った。

國分先生の話要約「レヴィ・ストロースの調理方法に対する考え方は偏ってると思う!!ってレヴィ・ストロースの悪口言ってるけど、中沢(新一)さん来てなくて良かった(笑)」

 

他は、

「ケチャップはグローバリゼーションによる侵略の一環だ!!」

「フランスの肉は焼くとめっちゃ臭い!!」

「フランスの果物は美味しい!!日本のイチゴとか酸味が無くてお菓子みたいにただただ甘くて変な味だと思う。」

「チリワイン美味しいけど、フリードマン新自由主義経済の産物だと思うと複雑」

 

 

最後に、福島の話。

 

 

 

☆質疑応答☆

なかなかの盛り上がりでした。

 

中でも質問タイムでの、

消化と排泄についての話にはハッとさせられました。

 

消化と排泄に使えるエネルギーは一定であって、

たくさん食べて消化にエネルギーを使い過ぎると、

排泄が上手くいかない、という話でした。

 

 

 

 

 

で、

 

自分は今日の話を聴きながら、

 

「たべられない人」について考えていました。

 

病気や色んな理由で経口摂取出来ない人にもたくさんお会いします。

0歳から100歳まで。

 

「たべるはいきる」

 

じゃあ、

味わって、飲み込むことが出来ない人は?

 

どうしたらいいの?

と、

どうしたらいいの?と思うこと自体なんだか意味不明だなと思ったので、

その場では挙手出来なかったんですけどね。

 

 

ある患者さんのご家族の方が、

「自分が食事をする時にも何だか気を使ってしまう。匂いもするし・・・」

とおっしゃっていたのを思い出しました。

その患者さんは、食べることが出来ないので、胃瘻から栄養剤を投与しています。

 

もちろんそんな単純な話ではないけれど、

家族も「十分に味わって食べられていない」かも知れない、と思いました。

 

 

それに食べることが出来ない人たちは、

ほとんどの場合、うまく排泄するための薬が必要です。

 

消化と排泄も食べることの大事な要素なんですよね。

 

 

とまぁ、

知らない間に自分の仕事に結び付けて考えていました。

 

考えてたって言うか、もやもやしてた。

 

まだ自分には、

こんなことを

かみ砕いて消化して語れるほどの情報処理能力はありません。

 

 

 

 

それで、

何が言いたいかって言うと、

 

 

 

 

 

やっぱり俺の人生には哲学の勉強がとても必要だってことです。

 

 

 

そんなこんなで、

今日も國分先生にお声掛けいただいて感無量でしたまる!!

 

 

明日3/18の@サザンシアターは間に合うか分からないんで予約してないけど、

立ち見覚悟で仕事が終わり次第向かう予定。

例の読書会に行ってみたった

書くこと溜まってるけど、これも忘れないうちに。

 

例の、

 

噂の、

 

猫町倶楽部に行ってみた。

 

 

まぁ一回行ってみようとは思っていて、

 

機会をうかがってたんだけれども。

 

 

 

 

2013年1月27日@東京 

罪と罰

 

の会で初参戦。

 

 

参加者募集のキャッチフレーズが、

 

「ここで読まないともう一生読めないかもね」

みたいな感じだったためか、釣られた。

 

 

 

年末申し込んで、

正月早々、全巻まとめ買い。

 

ちょうど実家に帰ってたから、

どこにあるのかと父上に尋ねたら

段ボールの中だっていうし探すのもあれだったんで。

 

 

何も考えずに、光文社のにした。

 

 

 

それでまぁ読み始めたわけだが、

 

まぁ進まない進まない。

 

1巻のしんどかったこと。

 

 

元々全くと言っていいほどフィクションを読まないし、

とにかくセリフがしんどい。

 

 

あまりに進まないので、

 

脳内でアニメ化して読んだ。

 

アニメの巌窟王みたいなイメージで、

 

ラスコーリニコフ宮野真守(俺設定)とかな。

 

 

後半は割とサラッと読めたけど、

 

一周読み終わるのが精一杯で、

考察とかほぼ皆無で乗り込んだ当日。

 

 

参加条件は、

課題図書の読了」。

 

 

あと何やらドレスコードがあって、

 

今回は「白と黒」を自由な発想で、

ってことだったんで、

 

グレーのワンピと黒のジャケット着用。

先日手に入れた懐中時計を装備して雰囲気を醸してみた。

 

 

 

場所は代官山とかいうオサレタウン。

 

 

 

こんな重い内容であるにもかかわらず参加者120名ほどだったそうな。

男女半々くらい?

年齢層は20~40代が多いんかね。割とみんな年齢不詳。

 

 

 

☆グループ

・10名くらいずつのグループに分かれて、課題図書に関してしゃべる。

・グループ分けは、参加回数などを考慮して運営側があらかじめ決めてある。

・各グループにはファシリテーターという進行役が1人配置されている。

何回も参加している人もいれば、俺みたいに初参加の人もいた。

 

 

☆進行

本の内容や、ファシリテーター、メンバーによって全然違うらしい。

*ルール:他人の意見を否定しない。白黒つける場所じゃないんで。

簡単に自己紹介。参加のきっかけとか。

俺はまぁ、イベント作戦で読みたかったから。

 

で、

2時間くらい感想とか考察とか話す。

 

複数回参加している人によると、

今回自分が参加したグループは、課題図書から話題がそれることもなく、

色んな意見が出る割にみんな結構素直に「あぁそういう読み方もあるのね」って感じの空気ですごくまとまりが良かったらしい。

 

 

☆ベストドレッサー

ドレスコードを踏まえて、

それぞれのグループでベストドレッサーを選ぶ遊び。

選出されたポイントが貯まると何か貰えるらしい。

 

見ての通り目立ちたがりなんで、

今度はもうちょっと気合入れていくわ。

 

 

 

そして、

 

今回なんと、

 

罪と罰』を翻訳された亀山郁夫先生ご本人がゲストとして参加されていた。

 

読書会の時間はいくつかのグループを回ってくださり、

アフターパーティーの時間には、

なんとレジュメありの解説レクチャーや、

翻訳にまつわる秘話などを語っていただけるというサービスっぷり。

 

 

で、

大事なところだけまとめると

「黙過」が最も重い罪だよね、って話だった。

 

そこんとこは、もうちょっと落とし込まないとkwsk書けないわ。

 

 

 

 

 

 

☆参加した感想

 

大人のための良い遊び場やね。

思ってたより面白かった。

 

本当にものすごい当たり前なんだけど、

色んな読み方があるんだなって実感した。

 

例えば、

俺はこの本、思想書として読んだんだけど、

結構何人もの人が推理小説だ、って言ってて、そうなんかーと。

 

 

あとはまぁ、

だからみんな参加してるんだろうけど、

読んだ本について話せる場があるって良いなぁと思った。

 

 

言うわけで、

次、あるな。

またイベント作戦に使わせていただく。

 

 

 

 

 

☆『罪と罰』の感想

 

感想書けるほど読んでないけどな。

 

今まで読んだ方が良いよな、読みたいけどな、と思って放置していた本のひとつ。

今回無事、手を付けることが出来たわけだが。

 

 

「ぁー・・・勉強しよう・・・」

 

一周読んで最初に浮かんだ感想。

 

 

時代背景、当時の社会情勢、あとキリスト教

などの知識がないと読んだことにならないことを痛感。

 

特に、

キリスト教分かってたら感動出来るんだろうなー、って。

 

 

性的なことにフォーカスを当てると、

ラスコーリニコフはシスコン。 

・ラズミーヒンはラスコーリニコフ好き過ぎて(プラトニックな)バイ疑惑。

・そして、スヴィドリガイロフの夢に幼女が出てきたことで、俺の中で「ドストエフスキー、性的に倒錯してるわ」説強まる。

 

この辺は読書会のおかげで、輪郭が出てきたわ。

 

と、全体を通して女性の描き方が希薄?

グループの中でも女性より男性の方が共感しやすいって話が出た。

 

ちなみに、

俺的にルージンが一番イミフ。何なのあの人・・・

グループの年長者の方が、時代背景とか男女比が釣り合ってなかった話とかしてくれてちょっとは分かったかなぁ・・・

 

 

 

 

それ以外に、

カテリーナ、子供に結核感染するがな・・・

ってもうこれがずっと気になってwww・・・隔離せんでええんかいと。

 

 

 

「この話、面白いわ」って思ったの読書会終わってからな気がする。

 

 

まぁ結論を言うと1回や2回で読める本じゃないってことさ。知ってたけど。

 

 

しばらく漬けてから読み直すかな。

 

 

 

 

 

 

やっぱ宗教勉強せんとアカンやん、

 

って

強く強く思えたことが一番の収穫。

 

あとは、

かれこれ3回くらい挫折してる佐藤優(ロシア、亀山さんつながりで話題に上がってギクッとした)をどこかで克服したいなー、ってね。

 

金の卵

 

 

昨日は、就職セミナーでたくさんの金の卵たちと話した。

 

 

某企業ブースに居たけど、

 

ぶっちゃけ会社とか二の次で(俺としては当たり前なんだけどw)、

 

自分が伝えたいことをしゃべりまくったった。

 

 

 

学生が主体となって、企業を集め、場所を借りて、しかも大阪と東京の2か所での開催。

 

それだけで素晴らしいことだと思う。

 

自分の学生時代を顧みると本当に頭が上がらない。

 

 

学生さんたちは、

 

「先輩方に話してもらう」という感じかもしれないけど、

 

 

俺からしたら、

 

みんなエネルギーに満ちたキラキラした目で真剣に聞いてくれるから、

 

 

「彼らに対して恥ずかしく無いように頑張らないと。

彼らが世に出た時に少しでも先に進める道を作っていくのが自分たちの仕事だな」

 

とケツ叩かれる感じ。

 

だって、彼らのcavabilityを殺したくない。

特にあの学生連盟に所属しているようなアクティブな学生たちに将来働いて欲しいと思うような場所って、

 

今この業界にどれだけあるだろうかと思ってしまう。

 

 

 

鋭い質問をされると、応えながら「俺こんな風に考えてんや」って気づいたりね。

 

 

 

目の前で一生懸命メモしてくれてるの。

 

 

 

「俺、いつのまにこっち側になったんだろう」

 

と感慨深くなりました。

 

 

まぁ今でもイベントとかに行くとノート必須なんだけどさw

 

だから余計に自分を見てるみたいで不思議な感じがした。

 

 

 

 

偉そうなことばっかり言ったけど、

 

こんな俺の話でも少しは役に立つみたい。

 

 

 

 

あ、

 

そうそう。

 

学生のときにしておけば良かったと思うこと

 

を訊かれて、

 

大事なこと一つ言い忘れた。

 

 

 

出来るだけたくさん本を読んでね!!

 

分からなくていい。

 

兎に角いろんな本を読むんだ!!